2007-04-10

飯川雄大くんの個展

飯川雄大くんの個展に行ってきました。

飯川雄大 (Takehiro Iikawa)
「時の演習用時計」2007年1月6日(土) ~ 1月20日(土)
会場:児玉画廊|東京
http://www.kodamagallery.com/

飯川くんは、横浜トリエンナーレ2005で"COUMA"というグループで、ピンポンの作品を展示していた方です。私がサポーターをしていたナゥインさんのお隣で、実際にピンポンをすることができたので、何度か楽しませていただいた思い出の作品です。
YouTubeに横浜トリエンナーレ2005の"COUMA"の作品があります。


会場の児玉画廊は、印刷会社や工場が集まる地区にあって、どうみても画廊のあるビルには見えなくて、何度も行ったりきたりしてしまいました。しかも、エレベーターは2重ドアで手動、ばね式の重い扉でした。挟まれたくないので、着物姿で裏階段みたいなところを4階まで上りましたよ。中はちゃんとしたギャラリーでした。

さて、飯川くんは個人の活動では、映像作品を作っていらっしゃるとのこと。
会場には複数のモニターがあって、スポーツ、自然などの定点撮影の画像が延々流れていました。屋上に風船をつけたカメラから撮影した画像もありましたが、既に日没。
その中で、自然を撮影した画像に目をひかれました。
幹に引っかかった枯れ葉の行方が気になってじっと見ていると、その横を何食わぬ顔で蟻んこが忙しそうに上っていく。
今度は、河原の枝の山の画像に変わる。静止画像のようにみえていたのが、突然ブルブルと葉が震えて風を感じる。
時計とは別に存在する、自然の営みを感じる作品でした。

"COUMA"の金氏徹平さんは、森美術館で来週から開催される展覧会に出品するそうです。

笑い展:現代アートにみる「おかしみ」の事情
2007年1月27日[土]―5月6日[日]
森美術館 六本木ヒルズ森タワー53階
http://www.mori.art.museum/jp/index.html
(2007/01/21)