2007-04-10

ラオス料理教室 カレー編

24日は、早稲田奉仕園のラオス料理教室に参加しました。
この日は、ラオスカレーとココナツゼリーのメニューでした。
ラオスはタイと違って屋台文化がないので、旅行者にとって外食のバリエーションは少ないです。家庭料理を口にする機会も少ないですね。
ルーリー先生は、ラオス南部のパクセ出身の方です。ベトナム系ラオス人で、家庭ではベトナム語を話し、ベトナム系の食べ物を食べて育ったそうです。今回作るラオスカレーも、ベトナム系ラオス人宅の家庭料理だそうです。
ラオスは、ビエンチャンとルアンプラバーンに1回だけ行ったことがあります。国境を接していてもラオスとタイは随分違います。
一番強く感じたのは、国の経済力の違いでした。
ラオスは美人も全然いなかったのですが、ルーリー先生はビックリするぐらいの美人です。料理教室の参加者15人のうち、8人、半分以上が男性なのはそのせい?と言う冗談も飛び交ってました。先生の教室は数回目で、リピーターもいます。

さて、本題のお料理のお話です。
最初にルーリー先生が、ココナツゼリーを作りました。鍋に水と粉の寒天を入れ、沸騰したら砂糖と塩とココナツ缶を入れて、もう一度沸騰しかけたら完成。後は入れ物に入れて固めます。
次に、ラオスカレー。
ラオスでは、調味料や工業製品などは全て近隣国からの輸入品だそうです。ルーリー先生の説明によると、ラオスは消費人口も少なく、経済レベルも低いので、国内で生産するよりも輸入の方が安上がりだからということです。
この日使った調味料は全てタイ製品です。カレー粉もタイ製品です。日本のカレー粉に比べてハーブが入っているような匂いがしました。他に、カピとナンプラーをレモングラスとにんにくを使いました。具は、にんじんとサツマイモです。

最初に材料を切り、肉にカレー粉と調味料をまぶしておきます。これがポイントだそうです。
鍋に油とにんにくを入れて火をつけたら、肉とココナツ缶少々入れます。そして、しばらく炒め煮にします。
この辺は、見た目はタイカレーと似ています。肉に味がしみ込むまで炒めたら、レモングラスと水と残りのココナツと野菜を入れて煮込みます。野菜が煮れたら、出来上がり。

このカレーをフランスパンでいただきます。不思議な感じですが、意外と違和感ありません。
さらっとしたところは、タイカレーに似ていますが、味は随分違います。メリハリが少なくて、印象はベトナム料理でした。
癖がないので日本人には受け入れやすい味でしょう。それから、サツマイモは意外とヒットでした。普通のカレーでも試してみると良さそうです。

その合間に、ラオスで小学校を作る活動をしている方が、モン族で撮影した餅つきの映像を見せてくれました。
ラオスでも餅をつくのは、モン族だけ出そうです。アジアでももち米はありますが、意外と餅にはしないんですよね。確か、中国で餅にする民族が会ったような記憶があります。
杵は日本と同じ、臼は日本と違って木を横に置いてくぼみを掘ったものでした。二人が向かい合わせになってつきます。日本のように、合いの手は入らないそうです。
つきあがったら、丸めてバナナの葉に包んで焼いて食べます。結構手間がかかってますね。口ざわりは、どうなんでしょ。

見た目は日本と同じ、伸びてました。うーん、食べてみたいですね。参加者同士で情報交換をして終わりました。やはり、ラオスに関わっている人は、ボランティアなどが多いようでした。
ラオス、もう一度行きたいなあ。そして、今度こそ、写真を撮りたいなあ。タイとは違う風景、今でも印象に残ってます。
(2007/03/27)