2009-03-30

海苔修行~横浜編


海苔修行、今回は横浜編です。
横浜市金沢区主催の海苔つくり教室を見学してきました。

金沢区では、昭和30年代に急速に埋め立てが進み、一度は海苔養殖が途絶えたそうですが、数年前に復活し、今も4軒の海苔生産者がいるそうです。
野島公園で、地元の海苔を使って、手作業の時代の海苔作りを体験する学習会が開催されました。
でも、海苔すきの技術的指導は殆どなくて、とりあえず四角い枠に海苔をまんべんなく入れればいいという感じなのが気になりました。


海苔が縦になったり、横になったりしていますが、本当は縦ですよ。
横になっているのは、端っこがぶつかりそうです。


野島公園の海で海苔養殖が行われています。
すぐ目の前は、八景島シーパラダイス。
この日は、ちょうど引き潮の時間帯なので、大勢の潮干狩り客で賑わっていました。中には、腰まで水に浸かってジョレンで掘りまくる人の姿もいます。みんな、すごい気合だ…。


展望台の上に上って海を見下ろすと、手前に海苔柵、その向こうに砂浜が広がる海の公園。
良くみると、そこにも潮干狩りと思われる人々が群がってる!!
怖いよ~。


海苔つくり教室は、金沢街づくりの方々の案内で、展望を見ながら埋め立ての変遷や展望の説明などを聞きました。


桜はまだ3分咲きくらいです。


お昼は、金沢産のワカメの味噌汁が振舞われました。
午後は昔の海苔作りのお話を聞き、海苔簀ごといただいて終了です。

その後は、横浜市八聖殿郷土資料館を見学。
途中で電車を寝過ごしたら、閉館時間ぎりぎりになってしまいました。
なんとか、海苔の道具の展示だけ見学させてもらいました。


すぐ近くには、三渓園。こちらも桜の見ごろはもう少しのようです。

「ケーブルテレビ局合同企画 全国桜最前線 2009」で、三渓園に設置されたライブカメラがみられます。なかなかリアルでいいですよ。
ただし、"ライブ"なので、日中しか楽しめません。ライトアップもあるのかな?

2009-03-23

告知【野生と創造】~旭山動物園の「発想転換力」と「想像力」

明日の昼に開催する催し物のご紹介です。
まだ空きが多く、参加者を募集しているそうです。


(※以下、転送・転載歓迎)
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       陽春文化鼎談 【野生と創造】
   ~旭山動物園の「発想転換力」と「想像力」~
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動物本来の生態や動きを見せる「行動展示」で廃園の危機を克服し、
いまや年間入場者数300万人の人気施設となった北海道・旭山動物園。

「飼育展示係員」が動物のエピソードを紹介する「ワンポイントガイド」や
「雪の中の動物園」(ペンギンの散歩)など、マイナスをプラスに転じるヒット企画を

次々と生むスーパー動物園から、このたび、副園長の坂東元さんをお招きします。

坂東さんは、常に問題意識を持ち続けて行動する大変なアイディアマン。
(ブログ「ゲンちゃん日記」参照 http://www5.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/)
動物園の進化に注力しつつ、目下、「今までにない企業のCSR活動と、
消費者レベルでの活動を組み合わせた、多様性の保全プロジェクト」も構想中とのこと。

「発想の転換」、「創造力」、「異なるものを思う想像力」、これらを育む「仕組みづくり」
について考える春のひと時。ぜひ多くの方にご参加いただきたいプログラムです!
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■日 時:2009年3月24日(火)15:30~18:00(開場15:00)
■会 場:BankART Studio NYK(神奈川県横浜市中区) http://www.bankart1929.com/

■プログラム(予定): ※出演者略歴等、詳細はhttp://mecenat.or.jp/
 【第1部:基調講演】15:30~16:25 坂東 元 (旭川市旭山動物園副園長)
 【第2部:トークセッション】16:35~18:00 坂東 元×甲斐賢治×加藤種男

■定員:250名   ※先着順、定員になり次第締め切らせていただきます。
■参加料:無料
■お申込み: 件名を「3/24旭山動物園トーク参加希望」とし、1)氏名、2)所属、
3)住所、4)電話番号、5)メールアドレスをmecenat@mecenat.or.jp までお申込みください。

※電話でのお申込みは受付けておりませんので、ご了承ください。
※お申込みの際にお送りいただいた個人情報は、本件に関する連絡/今後のご案内
のみに使用します。主催者にて厳重に管理し第三者に提供することはありません。

■お問合せ:
○本件の内容/お申込について
 企業メセナ協議会【セミナー担当】 e-mail: mecenat@mecenat.or.jp
○横浜市の創造都市政策、アーツコミッション事業等について
 アーツコミッション・ヨコハマ e-mail: acy@yaf.or.jp

■主催:アーツコミッション・ヨコハマ(横浜市開港150周年・創造都市事業本部、
 [財]横浜市芸術文化振興財団)/[社]企業メセナ協議会 ■協力:BankART1929
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2009-03-21

「いのちの食べかた」と「地球の食卓」

あーすぷらざ(神奈川県立地球市民かながわプラザ)へ行って来ました。

あーすぷらざは、「こどもの豊かな感性の育成、地球市民意識の醸成、国際活動の支援という3つの目的を持つ施設」だそうです。
常設展示室、企画展示室、ライブラリーなどのほかに、団体の活動支援のための会議室、創作室、料理室などもあります。
ライブラリーは、ビデオやDVDが無料で見ることができ、神奈川県民なら貸し出しも可能。タイ映画は、オリエンタルブリーズ社のビデオが揃っているようでした。
フェアトレードのお店ベルダも入っていて、ネパリのかわいい帽子を買いました。

神奈川県立地球市民かながわプラザ あーすぷらざ
「地球の食卓 写真展 ~世界24か国の家族のごはん~」2009年2月7日(土)~3月29日(日) 

この展覧会は、2006年に発行された写真集「地球の食卓 写真展」です。24カ国30家族に取材したそうです。
それぞれの家族と一週間の食料を写した写真ですが、並べてみるとざまざまなことが読み取れました。

大量の肉とでっぷりと太ったオーストラリアの家族。アボリジニの彼らは、子どもたちも狩りをした経験があるが、都市に引っ越してスーパーマーケットがそれに変わったとのこと。
また、寿司やアジアン料理のパックが並んでいるフランスの家族。食がグローバル化して、家庭の正当なフランス料理は空前の灯火だということ。
瓶、缶、箱などのパッケージばかりのイギリス家庭、少ない穀物と乾燥物を囲む13人家族のブータン、僅かな穀物だけのスーダン難民キャンプの家族、今でも数日間の猟に出かけて肉を得ているグリーンランド、肉付きの孫に手を焼く野菜豊富な中国農村など、食生活からそれぞれの生活環境や政治的な問題、急速な都市化によるライフスタイルの変化などが見えてきます。
ちなみに、日本の家族の場合は、東京都の家族はシーフードが豊か、沖縄は100歳おばあちゃんお長寿の秘訣低カロリー料理でした。


「いのちの食べかた」
オーストリア・ドイツ/2005年
http://www.espace-sarou.co.jp/inochi/

写真展の関連イベントですが、本当はこちら目当てです。
以前から見たかったのですが、やっと見てきました。

予想よりもはるかに衝撃的でした。
ナレーションもインタビューもなく、ただひたすら食べ物が栽培、飼育され、収穫、加工される過程を撮影した究極のドキュメンタリーです。と殺風景や動物を物として扱うような飼育風景とか、衝撃的な映像多いです。でも、その作業に従事している人もいる訳で…。
私は田舎育ちなので、近所の養鶏場に卵を買いに行ってたし、家で生きた鯉をつぶしてたし、同世代の中では比較的知っている方だと思っていましたが、まだまだです。
なるべく多くの人にみて欲しいというか、生き物を食べる人間として、海外に食を頼る日本人として、知っておくべきだと思った映画でした。

2009-03-18

第一回NPOバス旅行

3月14日は、NPOのバス旅行で千葉方面に海苔修行に行ってきました。
ところが、天気予報通り、朝起きたら家から一歩も出たくないほどの強風と雨!ガーン。

参加者の殆どは海苔じいさん。
一人の遅刻者もなく、バスは強風の中、最初の目的地の浦安市郷土博物館へ到着。
ここは、屋外の情景再現展示が見どころの一つですが、この天気では無理…。
と思っていたら、なんと番傘サービス!粋なサービスです。
海苔じいさんたちは、船大工が建築中の船に萌え~、でした。


次は、木更津港近くの宝屋で昼食。
ビールで乾杯し、アサリに舌鼓を打っていると、対角線の位置のおじ様からお呼びが掛かった。
そそくさと向うと、お猪口を握らされた。アレ?これって…。
まあまあ、一杯。
「勝手に頼んじゃったけど、支払い大丈夫かなぁ?」とお尋ねになるので、
「○○さんに、まとめて請求書お送りしますよ」と切り替えしておきました。
外へ出ると、ようやく雨は止んでいました。


さて、ほろ酔い気分のまま、次の目的地は君津市漁業資料館
地元の元生産者の方が展示の説明をしてくださいました。
技術の伝播のつながりや、元生産者同士ということで、皆さん楽しそうでした。
中でも、船のエンジンに海苔じいさんたち大興奮!
展示資料なのに…とうろたえる私を尻目に、じいさんたちは懐かしそうにコックを押したり、ひねったり。
分かりやすく美しく並んだ展示よりも、こういうことが一番感動を伝えられるんだなと、複雑な思いで見ておりました。


さて、次は現役海苔漁師の金萬智男さんに、木更津の金田漁場を案内してもらいました。金萬さんはただの漁師じゃないんです。すごい人です。
この日は、浜休みといって、全員一斉に仕事を休むと漁協が決めている日でした。金田の漁場は、陸からも見えるほど近くに海苔網を張っているので、陸上からの案内です。
強風の中、船溜まりや漁場、漁協について説明してもらい、最後は全員で記念撮影。

午前中、アクアラインは通行止めでしたが、帰りは無事解除。
途中、海ほたるでは金田漁協産の海苔を購入。金田産は甘みがありました。
最後は、全員に会員の福田海苔店さんの海苔のお土産。海苔じいさんたちは、「海苔が一番うれしいんだよ」と言いながら笑顔で帰って行きました。
企画をしたMさんほか、皆様お疲れ様でした。

意外と皆さん楽しんでいたから、またやりたいねー。でも、疲れた!

2009-03-13

花嫁修業~タイへお嫁入りの巻~

このたび、タイにお嫁入りすることになりました。





…。
いいえ。私じゃありません。

横浜美術館
2009年3月1日(日) 
相田ちひろワークショップ「pong pong chung party!」
AIMY+NAPブログ:
http://www.yaf.or.jp/yma/exhibition/2006/artgallery/01_AIM/blog/archives/off_site_2008_/index.html
相田ちひろブログ:
http://aimy08-chihiro.blogspot.com/


「タイ嫁入り前の横浜花嫁修業プロジェクト」の展覧会の最後を締めくくるワークショップ。参加者がタイの花嫁修業をし、展覧会会場を結婚パーティー会場へ変えよう!というものです。
chamaは病に臥せっていたはずなのに、遠路はるばるやって来ました。よほど、切羽詰まっているみたいです。立候補したい独身男性はおらぬか?

私たちが作ったのは、タイの幸福のお菓子と呼ばれるカノンモンコンขนมมงคลのひとつトンヨー(金のしずく)です。
【作り方】
卵の黄身を泡立てる。
秘伝「トンヨーの元」を入れて混ぜる。
沸騰したジャスミンシロップにしずく形に入れて茹でる。
完成!

いたってシンプルです。

私たちのグループは、金のしずくじゃなくて、失敗した黄色いハンペンみたいになってました。トホホ。
これでは、花嫁失格?

会場では、花嫁修業済みの相田ちひろさんが、タイのデザートを用意してくれていました。日本にはないようなカラフルな色使いや、食欲をそそらない青いゼリーが、不思議な感じです。
タイ人の食べ物に対する色感覚ってどうなっているんでしょ。


最後は、相田さんから結婚式の引き出物コーンチャムルーエイของชำร่วยをいただいて、パーティはお開きとなりました。
私とchamaがいただいたのは、対になった鼻の形の石鹸に花を飾ったものです。トンヨーを盛り付けた器も戴きました。


ちひろさんの展示とワークショップで感じたこと。

人生って面白いってこと。そして、人々と交流し、コミュニケーションの場を作っていけば、ますます楽しく豊かなものになっていくんだということ。
それから、習慣や生活環境の違う国の人々も、人を思う気持ちは共通しているんだということ。

日常の中に潜んでいる面白さを、アートという手法で私たちに見せてくれるちひろさん。
彼女の行き方そのものが、とても魅力的。
花嫁修業を終え、タイへお嫁入りしてしまうのでしょうか。

心がとても幸せな気持ちになれる展覧会でした。
ありがとう。

2009-03-11

大巻伸嗣アーティストトーク

「大巻伸嗣アーティストトーク Garbage Projectへ向けて―貝塚見学報告会」
日時: 2009年2月28日(土) 19:00~
会場: トーキョーワンダーサイトアートカフェkurage
出演: 大巻伸嗣(アーティスト)、加藤緑(大田区立郷土博物館学芸員)

先日、大巻伸嗣さんのアーティストトークに参加してきました。

驚いたのは、ゲストトーカーの加藤学芸員、知り合いです。考古の学芸員さんで、何度か縄文式土器作りに参加させてもらいました。
それに、アジアンイベント仲間でもあります。先日も、タイフェスはいつ行くかというお話をしていたばかり。
アートとは全く縁がないと公言していたのに、彼に一体何が起こった?

このトークは、「ゴミとは何か」という問いかけを起点に、参加者と意見を交換しながらコトを起こしていく「Garbage Project」として行われたものです。
前回は、東京都廃棄物埋立処分場を見学し、報告会を行い、今回は、縄文時代のゴミ捨て場である大森貝塚の見学の報告会でした。

まず、考古の学芸員である加藤さんから、縄文時代がどんな時代だったのかという説明。考古学入門みたいな感じでした。
それにしても、大森貝塚の話が出てこなかったんですけど…。その写真は、秋に開催した考古の展覧会で使ってたやつでは?
さすが、どこへ行っても常にオレ流の加藤さん。

「境界線」というものにこだわっているという大巻さん。今回は「ゴミ」と「そうでないもの」の境界線に迫っているようです。
アートと哲学ってとても近い存在だと思います。

ゴミや環境のテーマは、ゴミ処理場問題やリサイクルなど、論点が社会問題に置き換わりやすいと思います。ゴミや環境を論じることでどうするのかという方向性を明確にしておかないと、着地点が見えないし、実益のない言葉遊びだと言われかねない。
なかなか、難しい課題だと感じました。

今回のトークは、大森貝塚からみる縄文人のゴミの捉え方と、現代人のゴミの捉え方を比較しようと言う試みだったようですが、いまいち大森貝塚がうまく活かされていない気がして残念でした。


さて、トークの後は加藤ご夫妻と反省会。
別にアートに目覚めたわけではなかったようです。
何で私にバレたのか悔しがって悶絶していました。
フフフ。次は、タイフェスで乾杯しましょうね。

写真はしめの海苔茶漬け

2009-03-07

吉野梅郷、珍道中



一日おきに、晴れと雨。
今日は絶好の行楽日和。
chama殿と、吉野梅郷に行きました。


梅は見頃か、桜はまだか。
青梅道中膝栗毛。
いつもながらの、chama、MAKO珍道中。
日向和田から、写真を撮ったり、土産屋で買い物したり、なかなか目的地に着かない二人です。


私がお弁当ー!を連呼して、梅の丘でようやくお昼。
花嫁修行をしたにも関わらず、chama弁はオカン作。


起伏のある地形で、紅梅と白梅のグラデーションがひき立ちます。
若干、見頃前か。
甘い香りが、鼻をくすぐる。深呼吸を繰り返し、緑の栄養補給いたしました。


オススメコースを歩き終わった二人は、もちろん花よりだんご。
青梅葛切りとヘソまんじゅう。
お土産は、山ウド、自然薯、山葵に里芋。新鮮野菜ばかりです。


2009-03-04

初めてのパン作り


3月2日、初めてパンを作りました。

これでパンを作りなさいと、イタリア製のオーブンを買ってもらったのは、10年以上前のこと。
本を見ながら格闘すること約3時間。

ついに、初めてのパンが完成!!
一口食べたら、バターの香りと甘味とホワホワの湯気が口の中に広がりました。
あ~。シアワセ。
私もついに、焼きたてのパンの味を知ってしまいました。

初めてにしては、まともにできたんじゃないの?

家族や友だちにも無理矢理食べさせたくなりました。
また、作ります。

2009-03-01

セパタクロー 蹴【kelu】

セパタクロー 蹴【kelu】
日時 2月27日(金) 19:00~
会場 渋谷O-EAST

2月27日の夜、takenaさんのお誘いで、セパタクローを見てきました。

1ドリンク制だというので、「体育館で?変わってるなあ」と思っていたら、ライブ会場でした。
試合は、DJとMC付き。いやー、なんか新鮮でした。
砂かぶり席ならぬ、ボール当たり席状態で指定席があり、多くは立ち見です。
人気があって、私たちも立ち見となりました。

試合というよりイベントっぽいので立ち見でもいいかと思ったら、寝不足のせいか、アルコールを飲んで混雑の中立っていたら気分が悪くなってしまいました。
せっかく誘ってくれたのに、takenaちゃん、ごめんね。

決勝はちゃんと見ましたよ。
エキサイティングシートの後ろで見ていたら、2階席に飛んだボールが足下に転がって来て、キャッチしました。
ボールはとても軽かった。

3ヶ月に1回くらいやるみたいです。