2008-11-30

大巻プロジェクト@横浜トリエンナーレ2008 #8

11月26日は、横浜トリエンナーレ2008、8回目のボランティア。
大巻伸嗣さんの作品「Memorial Rebitrth」は、新港パークです。






公園の丘の向こうでは、真面目なラグビーの練習。
その上を、シャボンが漂っている不思議な風景。

ここまでは、午前。

この次は、午後。
同じ場所でも、風と光で全然違って見える。


おばあちゃんと夕日が良く似合ってた。





今日がラスト。
12:00~12:30、15:00~15:30、17:30~18:30.
赤レンガ倉庫前でやってます。
私もこれから急いでいきます~。

2008-11-26

磯野家のライバル?味付家のりお君



11月8・9日、大田ふれあいフェスタののり祭りで、大森の海苔問屋の大安売り。
「今、ブログで女性に大人気。黒酢と黒砂糖で美容と健康いいよ」という売り文句に誘われて買ったのが、大森水産の「味付家のりお」君。
普通の味付け海苔と違って、非常にパリパリ。いままでなかったさっぱりした味付けで、おいしいです。
のり祭りでは、二倍入ったお得サイズを買ったら、写真ののりお君をおまけしてくれました。超格安です。


2008-11-24

大巻伸嗣さんトークと「ダブル クロノス」展

11月16日は、横浜トリエンナーレ2008のトリエンナーレ学校に参加してきました。

トリエンナーレ学校
◇第15回 大巻伸嗣のトーク「シャボン玉で空間を変える」
日時:11月16日(日)19:00~20:45
    講演会19:00~20:45 交流会20:45~21:15  
会場:ZAIM本館3階サポーターズルーム
講師:大巻伸嗣氏(横浜トリエンナーレ2008参加作家)


ZAIMの入口では、夜の明かりに照らされた大巻さんのシャボン&ランタンのコラボがお出迎えです。

トークは、子供のころから習っていた空手の話からスタート。初めは嫌々通っていたものの、物の考え方や作品作りに強い影響を与えているそうです。
問屋町の洋服屋の息子として育った環境や進路の話、これまでの作品に込められた思いなど個人的なお話もありました。

そして、水沢総合ディレクターから横トリ出品を依頼されたのは、開催わずか二ヶ月前。空間を立体的に表現する作品を横浜公園に展示する新作との依頼だったそうです。ボツになった企画は、なんとも大胆なものばかり。いつか日の目を見る時が来るのでしょうか…。

寝る時間ないほど忙しく思い通りに進まない状況を、冗談を交えて楽しそうに力強く話す大巻さん。
「人生には楽しい事ばかりでなく苦しいことも付き物だ。山が大きければ大きい程、越えた時の満足感が大きい。」
府中市美術館でお会いした時に、話してくれた言葉です。
いつお会いしても、魅力的な方です。

横トリの作品は、横浜の歴史と現在に目を向け、そこに込められた思いを未来に繋げて行きたいと考えて作られたものだそうです。会場は、横浜の歴史的要所や現在の歴史を刻む場所を選び、シャボンによって空間を変化させることによって、記憶を再生させようという試みです。
そして、誰もが参加することができ、観客が加わって作品として完成するのだそうです。
大巻さんの作品は、体感する作品。ボランティアとして様々なシャボンを感じることができて、贅沢三昧です。

実はたくさんメモした資料を、電車に置き忘れてきてしまいました。記憶を頼りに書いたので、もし間違っていたら、後でこっそり直しておきます。


トークの後は交流会。私のこともちゃんと覚えていて、声を掛けてくださいました。本当に優しい方です。
写真は、ボランティアTシャツにサインしている大巻さん。


日付は変わって、20日は大巻さんも出品している「ダブル クロノス」展に行きました。

多摩美術大学 長谷川ゼミ企画展
『ダブル クロノス』
会期:2008年11月15日(土)~11月24日(月・祝)
時間:11:00~19:00

会場:Zuishoji Art Projects(ZAP)東京・白金台
観覧料:無料



目黒通りから花柄と落ち葉の作品が目に入り、公園のようなオープンな空間です。
大巻さんと東恩納裕一さんのコラボ作品。カラフルな花柄は、踏まれたところが霞んでいて美しくも切ない雰囲気でした。
お寺の中のスペースは、水と映像の二人の作家のコラボ作品。空襲と輪廻転生を思わせる作品でした。

帰りは、匂いに誘われて白金台で焼きたてメロンパンをお買い上げ。
私は、やっぱりアートより食い気かな…。


23日は水戸芸術館とカフェ・イン・水戸、その前は横トリのメイン会場も見てきました。
会期が終わる前に書けるかなぁ。

2008-11-17

大巻プロジェクト@横浜トリエンナーレ2008 #7

11月13日は、横浜トリエンナーレ2008、7回目のボランティア。
大巻伸嗣さんの作品「Memorial Rebitrth」は、横浜開港資料館です。


この作品は、横浜の歴史や現在の横浜を象徴する場所を選んでパフォーマンスを行っていて、開港資料館は大巻さんが最初からやりたがっていた場所だそうです。
横浜の中では、よくいえば穴場。ちょっと地味な資料館です。でも、横浜の歴史を知る上ではいい展覧会が行われていて、お気に入りの場所です。


これは、横浜が漁村だったころから横浜の歴史を見続けてきたという「たまくす」とガス灯。


この日は、雲ひとつない晴天に恵まれて、最高のシャボン日和。





旧英国領事館で文化財に指定されている旧館の出入り口と、たまくすの周りの三箇所で行いました。
パフォーマンスが始まると、シャボンの泡に誘われてたくさんの人たちが集まってきました。
地味な資料館がこんなに注目されて、自分のことのようにうれしくなりました。


企画展「港町 百花繚乱」にあわせて飾られた、白船のプランター植物にも花が咲きました。


たまくすは最近土壌改良工事が行われたとのことで、地面がふかふかです。
ゆったりした中庭で、親子がふかふかとふわふわを楽しんでいました。
シャボンのひとつひとつには、たまくすが見てきた長く劇的な横浜の歴史が映し出されているようでした。


開港広場側には、カフェ・ペリー。名前の割には、おしゃれなカフェでした。


今、日本大通りは銀杏が黄色く色づき、赤い歴史的建造物とのコントラストがとてもきれいです。


この日は、ボランティアは午前で終了。
昼食は、日本新聞博物館CAFE de la PRESS。旧横浜商工奨励会館の2階です。
とても素敵なカフェですが、目立たないのでこちらも穴場。博物館を利用しなくても入れます。
スープ、サラダ、パン、メイン、デザートで1,050円。お安いです。

2008-11-09

大巻プロジェクト@横浜トリエンナーレ2008 #6


11月7日は、横トリ6回目のボランティア。
大巻伸嗣さんの作品「Memorial Rebitrth」は、ドックヤードガーデンです。
明治時代の石造り造船所跡です。
船にちなんで、シャボン製造機は舟形に並べられました。


地下二階から仰ぎ見る青空。
歴史が刻まれた黒い石と、生まれたばかりの白いシャボンのコントラストが素敵でした。


ランドマークタワーの足元から、屋上まで届くかな。


風下にいると、自分めがけてシャボン軍団が押し寄せてきます。
なんだか、不思議な光景。


アワワワ。真っ白になちゃった。まるで、雪みたい。北海道は本当に雪が降っているそうです。
横浜は暑かったですね。

二回目と終わった後に、ボラの常連さんがやってきてそのまま片付けのお手伝いしてくれました。チーム大巻、なんだかいいです。
シャボンも好調です。

2008-11-08

10月の帰省

10月に、実家に帰省しました。


東北新幹線を一関で途中下車し、両親と平泉観光。
町は、世界遺産の申請に、落選してしまってがっかりしているとか。
中学1年の時、遠足で行ったはずですが、記憶は曖昧です。
奥州藤原氏の栄華を伝える、中尊寺の金色堂を見てきました。



金色堂に着くまでに、幾つものお堂や社があり、丁寧にみると思いの他時間がかかります。
御守りの売店のおばちゃんが、それぞれのワンポイント解説をしてくれました。


金色堂は一番奥にありました。豊臣秀吉もビックリの金色の阿弥陀堂です。
建物全体は覆堂で覆われていて、空調管理されています。
父親が若い頃には、木造の建物に覆われていたものの、金色の柱には自由に触れたそうです。その頃の覆堂は、別の場所に移築されていました。

さて、その日の夜は、鬼首温泉に宿泊しました。「おにこうべ」と読みます。
極楽浄土の後は、鬼の首って訳。
鬼の温泉、実に気持ちよかったです。


次の日は、秋乃宮温泉郷を通過して、自宅へ向いました。
山はきのこの季節。道の駅では山のきのこが売っています。
スーパーで売っているものとは、全く別物のようにいい香り。
変なマツタケより、この舞茸の方が数段おいしいよ。


途中で、秋乃宮博物館に寄りました。
実家の近所のご夫婦が、個人でやっている博物館。
大正・昭和の生活品や民俗資料館を展示しています。

建物は昔の湯治場なので、入館料は入浴料込み。
全国広しと言えども、温泉付き博物館はここぐらいかも。

遊び道具やレコードから神楽面、古文書と実に幅広いテーマ。
全国の公立博物館やテレビ撮影などに、貸出もひっきりなしだそう。
秋乃宮に3館、松島に1館あります。

秋乃宮博物館
秋田県湯沢市秋の宮字湯ノ岱106
0183-56-2608
入館料:大人500円・小中学生300円
営業時間/9:00~17:00
営業期間/4月1日~11月末 冬季休業
http://ww35.tiki.ne.jp/~akinomiya-m/

この後、いとこの家に寄って、やっと自宅に到着。
結局家にいたのは24時間ぐらい。帰省というより秋の北東北旅行のようでした。

2008-11-02

11/1大巻伸嗣「Memorial Rebitrth」@横浜トリエンナーレ2008

横浜トリエンナーレ2008で開催している、大巻伸嗣さんの「Memorial Rebitrth」。

11月1日は、50台全ての機械を出すというので、見に行ってきました。
12時ちょうどに到着すると、まだ準備ができていません。
よりによって、ボランティアがゼロだったそうです。他のアシスタントらしき方と事務局さんだけで、ヤスラー君はマジで焦ってました。
そこで、私も急遽お手伝い。20分遅れで始まりました。


50台のシャボンは壮観。風が強くてちょっと横に流され気味でした。



ランドマークタワーも、美術館も、青空もみんなシャボン玉模様に染まりました。


みんなの笑顔を見て、ヤスラー君もやっと笑顔。
アップの写真を撮ってあげたら、ジーと見つめて一言。
「カメラ、シャボンだらけですよ」
ガーーーーーーーーーーン。


子どもたちの歓声が響く、美術館の庭。
その風景は、どんな名画も及びません。

2008-11-01

10/31大巻伸嗣「Memorial Rebitrth」@横浜トリエンナーレ2008

横浜トリエンナーレ2008で開催している、大巻伸嗣さんの「Memorial Rebitrth」。
10月31日の夜は、ガス灯点灯式にあわせて、特別に東京藝術大学馬車道校舎前で夜の回を開催するというので、仕事帰りに寄ってきました。


私が付いた時は、もう終わりかけ。儚げなシャボンが夜の明かりに照らされていました。
夜のシャボンは、昼とは違う表情。
黄泉の国を漂う魂の灯火のようです。


ボランティアやスタッフの方々の表情も、ミステリアス。


生誕流転。夜の姿は儚く切なく。


生まれては消えてゆく姿は、人の生と死を感じさせます。
大巻さんの作品は美しくあるけれど、死のメタファーでもある気がします。

この日は、大巻さんも会場にいらしていました。
「明日から、50台全部出すよ!すごいよ!」
大巻さんが来ただけで、会場はすごく楽しい雰囲気に変わります。
素朴な人柄と人を惹きつけるオーラのある人です。