2007-04-10

タイコミックの映画化「ヌーヒン」!

いやー!面白かったです!ハマりました。
タイ好きな人には一人残らず、観て欲しい~。
タイ知らない人にも、ぜひ、観て欲しい~!ってぐらい、面白かったです。
今まで観たタイ映画の中では、5本の指、いや、3本ぐらいには入ります。原作は、タイで10年以上連載して、100冊以上出ている有名なコミックだそうです。全然、知りませんでした。
主人公は、田舎の代名詞イサーン出身のお騒がせ少女のヌーヒン。バンコクに仕事にやってきて、セレブなお宅でお手伝いさんとして働くことになった。そこでヌーヒンが巻き起こす、巻き込まれる騒動と、セレブ姉妹との友情という感じのストーリーです。
コミックが原作ですがドタバタという程ではなく、演技力と工夫を凝らした構成、ストーリーで、心から楽しませてくれる映画です。笑わせておいて、最後にちょっとホロリとくるシーンにもヤラレました。
一番の魅力は、主人公のヌーヒンを演じる女の子。
やたらオバちゃんぽっかったり、お隣さんに恋する少女だったり。
イサーン語まる出しでガハハと笑い、力強く家事をこなす。その合間にお隣さんのイケメン君とラブってみたり(ただし片思い)。
まるでベテランのように魅力にあふれた演技で、見ている間中、笑いをこらえるのが大変でした。
でも、映画初出演で、本業は脚本家なんだとか。
彼女のパワーあふれる演技力と、随所に出てくるルークトゥン調の踊って歌うシーンがすごく気に入りました。

タイで初めてアニメ映像を取り入れた映画という割りにほんのワンシーンだったり、ミュージカル仕立てのシーンも最初だけだったりちょっと荒削りなところもありましがた、全体的に勢いがあって監督の将来性を感じさせる映画でした。
前作の”フェーン・チャン僕の恋人”(監督の一人)、”プアン・サニット(親友)”も、随分人気だったようなんですが、観てないんですよね。この監督さん、要チェックです☆

この日は0時終了だったので、ティーチインは映画の前。質問もできなくて残念でした。
27日昼の回は、いろいろな裏話もあったようです。
チョムプーさんの「ココナッツ・カフェ」にその様子が載っておりました。

VCD欲しい~と思っていたら、すでにDVD&VCD発売しているそうです。次の訪タイで買いたいな。
映像は、私のお気に入りのイントロと”サーオ・ロンガーン”のシーンです。
※Youtubeの映像は、違反に付き削除されました。
(2006/11/05)