2007-04-10

adulさんの古典音楽実演(日本橋三越本店)

金曜日にAdulさんのWEBをチェックしたら、ライブ情報が載っていました。
優しいラナートの調べ。長く聞いていない、あの音色。
名前を刻印したラナートを手放して数年前に帰国し、もう二度とあの音色を耳にすることはないのかと思っていました。
またあの音に会えるんだと思うとうれしくて、出掛けていきました。

10月22日。会場は、日本橋三越本店6階宝石サロン。
また、なんでこんなところで。VIPばかりの宝石サロン、私は明らかに浮いてました。
時間をとうに過ぎてたどり着くと、会場の隅っこで、懐かしい顔のAdulさんが演奏していました。
周りのマダムは誰も見ちゃいません。
写真撮りたいけど、なんだか恥ずかしいし。うろうろしていたら、Adulさんがチラッと顔を上げてこちらを見ました。驚いた顔で会釈してくれました。気付いたようです。タイに帰国してから2回会って、それ以来なのに。
Adulさんも変わってません。いや、オヤジ顔になったかな。だって本当の親父だもんね。娘さんとはまだ対面したことがありません。
演奏が終わって、Adulさんが声をかけてくれました。演奏していた楽器は、金属的な高い音が出るので現代的に見えますが、これもタイの古典楽器だそうです。名前を聞くのを忘れてしまいました。
【追記】この楽器は、キム(ขิม)だそうです。(2006/11/6追記)

今日の演奏はこれ終わりなので、ちょっとお茶をすることにしました。
Adulさんは、タイは井の中の蛙で、周りの東南アジアも成長していることに気付かずに、自分の国だけが成長していると思い込んでいて、タイはダメな国だと話していました。
タイで芸術をやる環境は、タクシン政権なってから悪化していると言います。
今、バンコクのアートシーンは注目されていますが、彼はサブカルチャー的なアートは支持していないようで、いわゆる正統派の芸術はダメになったと残念そうにいいます。シラパコン大出身らしい発言です。
と、急に、占い見てあげるよ、と言い出しました。前、日本にいた時、タイの占いだと楽しみにしていたのに、実は池袋のロフトで買った本だったってヤツ。あれはいい本だよって、いまだに持っているらしいです。
もっとお話したいことはたくさんあったけど、この後の映画の時間がもうヤバい。

今年、奥さんと3人で日本に戻ってきて、今後は音楽活動を再開するのだそうです。Adulさんのライブ情報はここでチェックできます。
http://adul.jp/
(2006/10/26投稿)


3 Comments:

アドゥン said...

どうもありがとう〜〜。
元気?

アドゥン said...

リンクさせてもらったよ。よろしくね。

アドゥン said...

このページを自分のブログに表示させたい。トラックバックを使えばいいと聞いたが、具体的にどうするの?