2009-01-28

川崎の海苔の伝道師たち

海苔修行はまだまだ続く。
1月26日は、川崎の「NPO法人 川崎の海の歴史保存会」が主催している海苔つけ体験の見学に行ってきました。


会場は、川崎マリエン
指導をしてるNPO会員の方が、「この辺は40年前までは広い干潟で、子供の頃は貝やハゼを採りに来て、家計の足しにしたもんだよ」と話してくれました。
今は、埋立地して京浜工業地帯となりました。短期間での劇的な変貌。おじさんたちの気持ちは、私たちには理解しがたいものがある気がします。

会員は中高年の方々ばかりですが、それぞれの得意分野を生かしてうまく役割分担しています。
元海苔漁師は海苔つけ指導、歴史ガイドの会員の方は歴史説明、元校長先生は子どもたちのまとめ役、女性陣は子どもたちに出す豚汁作りなど。10年以上の活動経験を持つベテランNPO法人らしいチームワークです。
手際のよさが光ると同時に、和気あいあいとした雰囲気の会話や頑固親父の一面を見せる場面など、人情溢れる雰囲気が暖かく感じられました。


屋形船に乗って大師周辺を回って戻ってくると、女性陣が皆のお昼ご飯を用意して待っていてくれました。私もお相伴に預かりました。何だかご馳走になってばかりです。
皆で働いて皆でテーブルを囲んでご飯をいただく皆さんの姿が、とてもまぶしく感じられました。皆さん、とてもいい顔しています。
最後は、出来たての海苔をいただいてしまいました。
販売もしていると言うだけあって、店頭のものと遜色のないすばらしい出来です。