2009-05-14

「昭和のくらし博物館」見学会 ~青梅宿編~1

5月10日(日)、まるで真夏のような日差しの中、「昭和のくらし博物館」友の会見学会が開催されました。
テーマは、「昭和レトロタウン・青梅宿&青梅鉄道公園」。
元青梅在住の私と、現役JR東日本職員のWさんが案内人を務めさせていただきました。

青梅といえば、町のあちこちの映画看板画ですっかり有名になりました。
私が住んでいた10年以上前は、看板画もなく、買い物客も観光客の姿もなく、宿場町の面影がひっそりと残る静かな町でした。
私はその頃の雰囲気が好きでしたが、商店街としてはそういう訳にはいかず、昭和レトロな街づくりを行い成功しました。その一方で、明治大正から続く青梅のよさ=地域資源が、観光客の目には薄れて見えるような気がして、ずっと気がかりでした。

そこで、今回の街歩きでは、古い建築や商店などの地域資源と、商店街による昭和レトロな街づくり活動の両方に着目してもらえるような案内をしてみました。参加者の方々の方が新たな魅力を見つけ出し、私のつたない案内を助けていただいたというのが、本当のところかな。

写真で見学会を振り返ってみます。写真アルバムはこちら。
2009年5月10日 見学会
2009年3月12日 見学会下見
2006年11月18日 青梅アートフェスティバル2006「黄金仮面の青梅宿」
2005年4月17日 青梅散策

まずは、大正13年建築の青梅駅集合。構内は、青梅レトロステーションとして見どころの一つとなっています。


旧青梅街道を左に曲がると、本町・住江町商店街。3つの博物館と映画看板画が並ぶ<昭和まるごと博物館>エリアです。
古い建築の空き店舗を活用し、かつての町並みの雰囲気を伝えています。


昭和レトロ商品博物館」は、元、家具屋。時代は明治ぐらいなのでしょうか。博物館になる前は、土間や店先の座敷などが残されていましたが、その面影が残っているのは急な階段と二階部分ぐらいです。
駄菓子屋スペースが受付も兼ねていて、見学者とおじちゃんとの会話が弾んで和やかな雰囲気を出しています。


こちらは「青梅赤塚不二夫会館」。元、外科医院で、漆喰の外観とアールデコ調の洋風デザインの内装がオシャレな建物です。ここも、オープン前は外科医時代の診察台などが残されていました。青梅アートフェスティバルでは、それを活かして江戸川乱歩をテーマにした怪しい雰囲気の展示をしたことがあり、とてもユニークでした。
階段部分など、一部に内装の面影が残っているのみです。


これに「昭和幻燈館」を加えた三館が、昭和レトロな町おこしの吸引力となっています。
この三館の特徴は、住江町商店街が管理・運営しているというところです。
住江町商店街が始めた「青梅アートフェスティバル」が契機となって、昭和レトロな街づくりに発展し、現在では8つの商店街が参加しているそうです。今では、組織を超えた街づくりに発展し「ぶらり青梅宿実行委員会」が結成されています。
行政主導ではない、地元主体の街づくりが青梅成功の秘訣なのでしょう。


このエリアの他の見どころは、青梅宿と呼ばれていた頃の面影を最も残すと言われている、とんかつ「森田屋」。
約100年前、明治初めの建築の元料亭です。かつて、青梅の花柳界には80~90人の芸者がいて、通りからは三味線の音色が聞こえてきたとか。
現在は、営業していないようです。


そして、その隣には昭和初期に京都の宮大工に建築させたという津雲邸
見学会の時には下調べ不足でしたが、市民による保存活動が行われている建築だそうです。


そのほかにも、紹介したい魅力と伝統のある商店がたくさんです。


街づくりは、少しずつ手を入れ続けているようです。写真左は、今回2009年のもの。写真左は、2005年のものです。間違い探しクイズみたいですね☆
看板画もだんだん入れ替わっているんです。自己満足しちゃいけない、と言われているような気がしました。


見学会は、まだまだ続きますが、ブログの方は一旦休憩。