2009-06-06

縄文土器づくり2009 -土器焼き編

「縄文土器づくり2009 -成型編」の続きです。

雨が二回続き、6月1日にようやく土器焼き。
急な仕事をを片付けて、お昼から参加しました。平日なので、小学生たちはお休みです。
午前中はオキを作って周りに土器を並べて、少しずつ近づけて遠火で熱するところまでです。

お昼ごはんの後、いよいよ土器をオキの上に入れていきます。
ここが一番緊張する場面。割れる土器はここで割れます。ここで割れなきゃ、ほぼ大丈夫ってこと。
オキは相当熱いです。甘く見るとヤケドするゼ。このままで、しばし焼きます。



細い木っ端を少し入れて、温度を上げて焼きます。
あっという間に木に火が付いて、炎を上げます。
オリエンタル坊や土器、気になります。(本当は、釣手土器)



初め土色だった土器が、黒く変わっていきます。


そこへ、まさかの雨粒…。
土器に水が掛かると割れてしまいます。一気に木を入れて本焼きへ。


後は一安心。火の勢いが収まるのを待つだけです。
燃え盛る炎を見ているのってなんだか心が熱くなりませんか?
縄文時代の魂が蘇ってくるのかな。



炎の中で、土器が真っ赤になって焼けています。あ、オリエンタル坊や!


火がおさまりました。まだまだ熱いけどね。マグマみたいだ。


ようやく火の中から取り出します。無事、全ての土器が割れずに焼きあがりました。


オリエンタル坊や、反対側の顔はこんな感じです。冗談のようですが、実際の土器を真似て作ったものです。


こちらは、小林さんの有孔鍔付土器。古代の太鼓とも、醸造酒の壷とも言われています。小林さんはもちろん、酒説支持者。これで山ぶどう酒をつくるんだそうです。そのために、中までピカピカに磨いていました。


完成した土器と一緒に、ハイチーズ。この後は、恒例の反省会(という名の飲み会)。
焼き鳥屋とタイ料理屋をはしごいたしました。皆様、お疲れ様!