2007-12-17

アート記念日(チェンマイ旅行)

タイ・チェンマイから帰国しました。


今回は、作家の相田ちひろさんが開催する「アート記念日」に同行し、お手伝いをしてきました。
相田さんのパートナー・ホン君も同行、チェンマイ在住のイラストレーターももさんや会場のバンロムサイの職員やボランティアの方々にもご協力いただきました。この事業は、外務省の日タイ修好120周年記念の助成交付事業として開催されたものです。

展覧会は、12月8、9日、木漏れ日が溢れるバーンロムサイの庭で行われました。
薄地の木綿と作品が木々の中で控え目に輝き、ときどきそよ風が布の裾を揺らし、その中を子供たちの声が響き渡り、飼い犬がのんびり傍らに寝そべっていました。
辺りは何とも言えない幸せな空気に包まれ、本当にすてきでした。
準備をしていると犬のダム君が「待ってました」とばかりにやって来て、ゴザの真ん中にごろりと寝そべり、私たちの笑いを誘っていました。よほど居心地が良かったのでしょう。


去年、子どもたちが作った作品は、相田さんの手によって更に素敵な作品へと生まれ変わって戻ってきました。一針一針に相田さんの想いが込められた、子どもたちとの合作です。村の子どもたちもやって来て、日本とタイの子どもたちの作品を興味深げに眺めていました。

そして、日本の小学校からは、お土産も届いていました。小学校の交換プロジェクトのワークショップで作成した、お手紙と手作りのお土産が入った巾着袋です。一つずつ受け取って、日本のお友達にお返事とお礼の作品を作って巾着へ戻しました。この巾着は既に日本に戻っていて、もうすぐ小学校へ届けられる予定です。お手紙と一緒に、チェンマイの清々しい空気も一緒に届くといいな。

二日目は、日本とタイの子どもたちの自己紹介ビデオを見たり、気に入った作品の子にお手紙やプレゼントを作ったり、一緒に折り紙を作ったり、一日中、子どもたちと過ごしました。男の子たちは手が混んでカッコいいの、女の子たちには水鳥やピカチューなど愛らしいものが人気でした。
夕方には、年上の女の子が手作りワッフルの差し入れをしてくれて、ゴザの上でピックニック気分です。
女の子たちは、そのまま片付けも手伝ってくれたかと思うと、ちゃっかり気に入った文字人形をおねだりして満足げでした。
そして、最後は展示に使った木綿の布をかぶったかと思うと、並んで行進し花嫁さんごっこです。子どもたちの発想力はすごいなあ。


子どもたちの作品を生まれ変わらせ、すてきな展覧会とワークショップを開催した相田ちひろさん、お疲れ様でした。私もあの場にいられて感謝、感謝。
施設の子どもたちは、自由に外出することができないとのこと。外からの訪問者である私たちが、子どもたちにとっていい刺激になり、視野を広げる手助けになれば嬉しいなと思った今回の旅行でした。

アート記念日ブログ http://artkinen.blogspot.com/